新型コロナウイルス WHOが「COVIDー19」と命名

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は2月11日、新型コロナウイルスによる肺炎を「COVID-19」と名付けたと発表した。

この名前は、コロナウイルス病の英語表記の「CORONA VIRUS DISEASE」を略したものと、感染が初めて報告された2019年を組み合わせて命名された。

テドロス事務局長は、FAO(国連食糧農業機関)などの合意に基づき、風評被害を避けるために、「地名や動物名、人名、組織名などを盛り込む事はしなかった」と説明した。

一部メディアではこれまで、被害が最も深刻な中国湖北省武漢市の名を冠して「武漢ウイルス」などと報じられていたようだ。

 

新型肺炎による死者は2月10日時点で、世界で計1,013人となっており、感染者は4万2,500人を超えている。

横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」でも、10日までに乗客・乗員を合わせた約3,700人のうちの135人が新型コロナウイルスに感染している事が確認されている。

今のところ、2月19日までの待期期間を過ぎてから一斉に下船を認める見通しのようだ。

しかし、微粒子によるエアロゾル感染の疑いや、潜伏期間が24日にも及ぶ感染者が存在していると言われている中、全員の下船を認めるのはかなりリスクがあるように思う。

乗客・乗員には気の毒だが、全員を一定期間、どこかで隔離する必要があるのではないだろうか。

 

 

N-NOSE検査を取り扱っている施設と検査費用は?

N-NOSE取り扱い施設が公開された。

N-NOSE検査は初年度、25万人分の検査を目標としており、既に約10万人分の検査が予定されている。

しかし、法人や健康保険組合等の検査が集中している事から、一般の人の窓口となる取り扱い施設数が制限されているようだ。

現在、法人様や健康保険組合様等への検査対応が集中していることから、一般のお客様の窓口となる取り扱い施設数に制限をかけさせていただいています。

ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、今後順次拡大してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

引用:エヌノーズ.com

 

「N-NOSEの取り扱い施設」

施設によっては、N-NOSE専用予約ページ以外での予約・問い合わせを受け付けていないところもあるので、一度サイトで確認してみよう。

 

<東京都>

医療法人エミリオ森口 芝浦スリーワンクリニック

https://www.emilio-moriguchi.or.jp/

〒105-0023

東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング1階プラザ111内

 

医療法人社団朋翔会 弥生ファーストクリニック

https://yayoi-clinic.org/

〒164-0012

東京都中野区本町2丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン3階

 

医療法人社団 新町クリニック健康管理センター(4月受付開始予定)

https://www.shinmachi-cl.com/

〒198-0024

東京都青梅市新町3-53-5

 

<神奈川県>

医療法人同愛会 小澤病院(4月受付開始予定)

https://www.ozawa-hospital.com/

〒250-0012

神奈川県小田原市本町1丁目1番17号

 

<大阪府>

医療法人敬節会 西中島クリニック

https://www.keisetsukai-group.com/

〒532-0011

大阪府大阪市淀川区西中島3-2-11

 

医療法人敬節会 敬節クリニック

https://www.keisetsukai-group.com/

〒573-0032

大阪府枚方市岡東町12-3-402

 

<福岡県>

特定医療法人弘医会 福岡鳥飼病院(3月受付開始予定)

https://www.kouikai.jp/torikai/

〒814-0103

福岡県福岡市城南区鳥飼6丁目8番5号

 

「検査費用は?」

検査費用は、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がんの15種類のがんを1度で調べられて、9,800円(税抜)となっている。

但し、後日送付される結果報告書の送料を別途請求される場合があるようだ。

 

 

認知症のうちの大部分を占める三大認知症とは?

認知症には、三大認知症と呼ばれる「アルツハイマー型認知症」、「レビー小体型認知症」、「血管性認知症」の3つの認知症がある。

「アルツハイマー型認知症」は認知症全体の約半数を占め、続いて多いのが「レビー小体型認知症」、「血管性認知症」となっている。

この3つの認知症は、認知症全体の85%を占めている。

 


【アルツハイマー型認知症とは?】

 

「アルツハイマー型認知症」は、全ての認知症の約半数を占める認知症で、新しい事を記憶できない、思い出せない、時間や場所が分からなくなるなどの記憶障害から始まる場合が多い。

記憶障害以外の主な症状は、段取りが立てられない、気候に合った服が選べない、薬の管理が出来ないなど、今まで出来ていた事が少しずつ出来なくなっていく。

 

「原因」

「ベータタンパク」や「タウタンパク」という異常なタンパク質が脳に溜まる事で、神経細胞が死んでしまい、脳が萎縮してしまう。

記憶を担う大脳辺縁系の一部である海馬(かいば)という部分から萎縮が始まり、だんだん脳全体に広がっていく。

最初は物忘れから始まり、年単位で緩やかに進行していく。

 


【レビー小体型認知症とは?】

 

「レビー小体型認知症」は、「アルツハイマー型認知症」の次に多い認知症で、幻視や寝ている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりするなどの異常言動、筋肉のこわばり(パーキンソン症状)などを伴う。

 

「原因」

脳の神経細胞の中に「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質の塊が見られ、「レビー小体」が大脳に広く現れると、その結果、認知症になる。

時間帯や日によって認知機能が変動するが、次第に認知機能は低下していく。

 


【血管性認知症とは?】

 

「血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血、脳動脈硬化などにより発症する認知症で、脳の場所や障害の程度によって症状が異なる。

そのため、出来る事と出来ない事が比較的ハッキリと別れている事が多く、手足の麻痺などの神経症状が起きる事もある。

また、「アルツハイマー型認知症」に比べ、早いうちから歩行障害も出やすくなる。

 

「原因」

脳梗塞や脳出血などで脳血管に障害が起きると、その周りの神経細胞がダメージを受ける。

脳梗塞や脳出血の後、急激に発症し、その後も脳梗塞や脳出血に伴い、症状が階段状に進行していく。

 

 

【認知症の基礎知識】治るタイプの認知症も存在する?

厚生労働省によると、2025年には認知症の患者数が700万人を超え、65歳以上の実に5人に1人が認知症になると推計されている。

認知症は、年齢を重ねるほど発症する可能性が高くなる。

MCI(正常と認知症の中間とも言える状態)の人も加えると、その人数は更に増加する。

MCIの人の全てが認知症になる訳ではないが、MCIの人のうち年間で10~15%が認知症に移行すると言われている。

認知症は、症状が軽い段階で適切な治療が受けられれば、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりする事もできる。

早期診断と早期治療によって、高い治療効果が期待できるため、いかに早く認知症に気付く事ができるかが重要となる。

では、認知症にはどのような症状が見られるのだろうか。

また、予防方法はあるのだろうか。

 


【認知症とは?】

 

人は誰でも年齢と共に物覚えが悪くなったり、人の名前などを思い出せなくなったりする。

このような物忘れは、脳の老化によるものだが、認知症は脳の老化による物忘れとは違い、何かの病気によって「脳の神経細胞が壊れる」ために起こる症状や状態を言う。

下の表は、「加齢による物忘れ」と「認知症による物忘れ」の違いを示したもの。

加齢による物忘れと認知症による物忘れの違いを示した表
引用:政府広報オンライン

 

認知症が進行すると、だんだん理解力や判断力が低下し、社会生活や日常生活に支障をきたすようになる。

認知症には、三大認知症と呼ばれる「アルツハイマー型認知症」と「レビー小体型認知症」、「血管性認知症」の3つの認知症がある。

「アルツハイマー型認知症」は認知症全体の約半数を占め、続いて多いのが「レビー小体型認知症」、「血管性認知症」となっている。

この3つの認知症は、認知症全体の85%を占めており、残りの15%は治るタイプの認知症となっている。

認知症の症状があっても、もととなっている病気を治療すれば治る事もあるため、こうした病気を早期に発見し、早く治療を開始するためにも「認知症かな?」と思ったら、早めに専門医を受診する事が大切となる。

 


【認知症の症状】

 

認知症の症状には「中核症状」と「行動・心理症状」の2つがある。

「中核症状」は、脳の神経細胞が死んでいく事により直接発生する症状で、周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなる。

「行動・心理症状」は、本人が元々持っている性格や環境、人間関係などの様々な要因がからみ合って起こる、うつ状態や妄想といった心理面・行動面の症状の事を言う。

 

「中核症状」

・記憶障害

新しい事を記憶できなくなり、ついさっき聞いた事も思い出せなくなる。

病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていくようになる。

 

・見当識障害(けんとうしきしょうがい)

見当識とは、現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなどの基本的な状況を把握する能力の事を言い、見当識障害になると、時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になったり、遠くに歩いて行こうとしたりするようになる。

病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなる。

 

・理解力・判断力障害

思考スピードが低下し、2つ以上の事が重なると、話している相手が誰か分からなくなるなど、考え分ける事ができなくなる他、些細な変化やいつもと違う出来事で混乱を来すなどの症状が起こりやすくなる。

 

・実行機能障害

同じ物を買ってしまったり、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられなくなったり、予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなる。

 

・感情表現の変化

その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測できないような思いがけない感情の反応を示すようになる。

 

「行動・心理症状」

・能力の低下を自覚する事で、元気がなくなり引っ込み思案になる。

・今まで出来ていた事が出来なくなる事で自信を失い、すべてが面倒になる。

・自分が物をしまった事を忘れ、誰かに物を盗られた妄想を起こす。

・オーバーな訴えをしたり、行動がちぐはぐになって徘徊したりするようになる。

 


【治るタイプの認知症とは?】

 

正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)や慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、栄養障害、薬物、アルコールに関連する認知症の場合は、もとの病気を治療すれば治る場合がある。

 

・正常圧水頭症

正常圧水頭症は、脳脊髄液(のうせきずいえき)が脳室に過剰に溜まり障害を起こす、脳圧の上がりにくい水頭症。

歩行障害や物忘れ、排尿が間に合わないなど、トイレの問題などが出る。

水頭症は、脳腫瘍、くも膜下出血などでも発生し、子供に見られる事もある。

 

・慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫は、頭を強く打った事などが原因で、硬膜とくも膜の間にじわじわと出血し、血の塊ができる事で脳を圧迫する病気。

高齢者やアルコールを多く飲む人、血液がサラサラになる薬を飲んでいる人などに起こりやすい。

認知症のような症状が出たり、頭痛や吐き気、麻痺などが出る場合もある。

 

・脳腫瘍

脳腫瘍は、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称で、脳や脳の周囲の組織から生じた「原発性脳腫瘍」と、他の臓器で生じたがんが血液の流れによって脳に運ばれて増えた「転移性腫瘍」とがある。

腫瘍のできる部位によって初期症状は異なるが、ほとんどの場合、頭痛が起こり、腫瘍が周囲の神経細胞を圧迫する事によるけいれん発作が見られる場合もある。

特に、神経膠腫や転移性脳腫瘍のような悪性腫瘍の場合は、発作が起こりやすい。

他にも、聴神経腫瘍では、聴神経が圧迫された場合、初期症状として耳鳴りや聴力の低下が現れる事もあり、突発性難聴と区別がしにくく、人格や性格が変わったり、判断力が低下する事もある。

 

・甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、何らかの原因によって甲状腺ホルモンが減少する病気で、全身の機能が低下する事で、精神的障害や身体的障害などの様々な症状が現れる。

精神機能が低下すると、やる気が出なかったり、抑うつ状態になったり、記憶力の低下、いくら寝ても眠いといった事が起こる。

身体的障害の場合、内臓機能が低下すると、便秘になったり、脈が遅くなったり、体重増加、疲れやすい、なんとなく寒い、体がむくむなどの症状が現れる。

 

・栄養障害

栄養障害は、食べ物が偏っていたり、消化管のトラブルなどで食べ物の消化や栄養の吸収が上手くいかず、身体の色々な機能に悪影響が出たり、機能不全を起こしたりするもの。

栄養障害で体に必要な栄養素が不足すると、体の代謝が妨げられ、様々な部分に異常が現れる。

症状としては、筋力の低下、免疫力の低下、目の暗順応障害、下痢、うつ状態、体重の減少などがあり、妊娠中の場合は胎児に脳障害が出る恐れもある。

 


【認知症の予防方法】

 

認知症の大部分を占める「アルツハイマー型認知症」や「血管性認知症」は、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病と関連があるとされている。

例えば、野菜や果物、魚介類が豊富な食事を心掛けたり、定期的に運動をするなど、普段からの生活管理が認知症の予防につながる事が分かってきている。

また、症状が軽いうちに認知症である事に気付き、適切な治療を受ければ、認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりする事もできる。

早期診断と早期治療によって、高い治療効果が期待できるため、自分自身や家族、友人、同僚に認知症が疑われる場合は、1人で悩まず、速やかに専門家に相談するようにしよう。

 

 

新型コロナウイルス、死者17人に!感染源も判明!

中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、中国政府は22日に「ウイルスは変異する可能性があり、更に拡散するリスクがある」との見解を示した。

これまでに中国国内での死者は計17人となり、感染者は540人を超えた。

香港やマカオ、米国などでも感染者が確認され、感染範囲の拡大が続いている。

22日に会見した国家衛生健康委員会の李斌副主任は、新型肺炎の「ヒトからヒトへの感染が認められる。」と述べ、その根拠として医療従事者への感染の他、特定の範囲の地域コミュニティーでも感染が発生している事を挙げた。

また、感染経路は「気道感染が主」だとも述べ、「多くの人が移動する春節期間、警戒をより高めてほしい。」と呼び掛けた。

更に、会見では、感染源は「武漢市の海鮮市場で販売されていた野生動物」で、ウイルスは動物からヒトに感染した後に変異し、ヒトからヒトへの感染が起きたとの見解も示した。

 

北朝鮮は、感染の予防措置として、中国からの外国人観光客の受け入れを全面的に停止したが、この判断は正しいかもしれない。

25日の春節(旧正月)になると、春節の移動が始まるだけでなく、中国から多くの観光客が世界中に広がり、世界中で新型コロナウイルスが流行する危険性がある。

もちろん日本にも中国から大勢の外国人観光客が訪れるだろう。

中国政府は先ず、春節の移動や海外渡航を禁止するべきだろう。

 

青森空港では22日から、厚生労働省が作成した新型肺炎への注意を呼び掛けるポスターを掲示し、国際線の検疫所ではサーモグラフィーで搭乗者の体温測定を行い、咳や発熱の症状がある人や解熱剤を服用している人は、検疫官に申告するよう注意を促しているようだ。

しかし、咳や発熱の症状があっても申告しない人もいるだろうから、感染者や感染の疑いがある人を100%入国させないようにするのは難しいのではないだろうか。

そうなれば、宿泊先のホテルの従業員や他の客に感染する恐れがあり、更に多くの死者が出る恐れもある。

世間の人は新型コロナウイルスについて、どう思っているのだろうか?

 


【世間の反応は?】

 

・日に日に増えるっていうレベルじゃなくなってきた。

確認が取れているのがこれだけっていうことで、数えるのが間に合っていない状態かもしれない。

 

・もっと多いと思います。
このままだと、どんどん増えていくし、強力なものに変異する可能性も大だと思います。
発熱前にもう日本に入国しているかもしれません。
緊急に対処してほしいです。
中国人、自国に留まって、来ないで。

 

・武漢からの直行便は運行停止にすべきでは?
政府は日本にも新型をばらまきたいのか?

 

・安倍首相、武漢からの直行便は全員別室でチェックして、行き先もわかるようにしてくべきだ。

米国はすでにやっているぞ。

 

・もうすぐ旧正月ですが中国人の今年の旅行先人気No.1は日本だそうです。
普段ならありがたい話ですが今の時期はちょっと控えてほしい。
政府は体調の悪い人は空港で自己申告とか自動で熱を計るとか言っていますが、もっと厳しく調べられないものか。
あと感染予防に有効(と思われる)な方法をどんどん教えてほしい。

 

現状、確認されている感染者が540人以上で、死者は17人、死亡率は約3%となっている。

日本は既に中国からの直行便は休止しているようだが、青森空港は台湾の台北線や韓国線が乗り入れる。

青森空港の国際線検疫所では、サーモグラフィーで搭乗者の体温測定を行い、咳や発熱の症状がある人や解熱剤を服用している人は、検疫官に申告するよう注意を促しているようだが、それだけではどう考えても不十分ではないだろうか。

日本政府は、日本国内に感染者を拡大させないために、即刻、中国からの観光客の受け入れを禁止してほしいし、他国も同様の措置を取ってほしい。

 

 

新型コロナウイルス、ヒトからヒトへの感染を確認!対策は?

中国湖北省武漢市(ちゅうごく こほくしょう ぶかんし)の衛生当局は20日、2019年12月から集団感染が広がっている新型コロナウイルスによる肺炎で、18日に新たに1人が死亡したと発表した。

これで新型コロナウイルスによる死者は計3人となった。

中国では20日に、武漢以外での感染が確認され、感染者は計218人、タイで2人、日本で1人、そして韓国でも新たに1人の感染が確認され、感染者は全体で計222人となった。

新型コロナウイルスの感染者
引用:毎日新聞

 

中国では、25日の春節(旧正月)を前に大勢の人が移動を始めており、感染拡大の懸念が広がっている。

中国当局の専門家は、遺伝子検査でヒトからヒトへの感染を確認し、「医療従事者14人への感染も起きている。」と述べた。

中国国内の感染者の内訳は、武漢198人、広東省14人、北京市5人、上海市1人となっている。

習近平国家主席は20日、国営メディアを通じ「新型ウイルスは徹底的に封じ込めなければならない。」と述べた。

国家衛生健康委員会は19日、感染源は判明していないが、「検査を強化して患者の治療に全力を挙げ、症例や情報を迅速に公開するよう求めた。」と発表し、20日に予防措置の指導などのための対策チームを各地に派遣した。

 

新型コロナウイルスが中国国外で初めて確認されたのは13日で、タイ・バンコクの空港に到着した中国人女性から検出された。

16日には日本の厚生労働省が、武漢に滞在歴のある神奈川県在住の30代男性から感染を確認したと発表した。

今回、新たに韓国でも感染が確認された事で、周辺国は警戒を強めている。

 

コロナウイルスは、ヒトや動物に感染するウイルスの一種で、風邪などの軽い症状にとどまるものが多いが、2003年に中国で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)などのように重症化しやすいものもある。

SARSは香港を中心に世界30ヶ国で8,422人が感染し、死者は916人で、死亡率は約11%となっており、MARSは韓国を中心に世界24ヶ国(一時的な感染国も含む)で2,494人が感染し、死者は858人で、死亡率は約34%となっており、どちらも死亡率が高くなっている。

池袋大谷クリニック院長で呼吸器内科が専門の大谷先生によると、今回の新型コロナウイルスはSARSやMARSのようにあっという間に広がっていない事から、空気感染ではなく、飛沫感染で濃厚接触している人に感染している可能性が高く、感染力はSARSやMARSほど強くないのではないかという。

しかし、SARSやMARSのように肺炎になりやすいコロナウイルスのようなので、注意が必要のようだ。

飛沫感染・接触感染が中心なので、インフルエンザと同じ対策をすれば、感染を防止できるようなので、手洗い・消毒、咳エチケット、マスク着用を心掛けるようにしよう。

大谷先生流のマスクの使い方は、マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるので、ゴム紐部分以外には触らず、1日に何回もマスクを交換するのが効果的のようだ。

 

 

尿1滴で15種類のがんの早期発見ができるN-NOSEが実用化

2020年1月から尿1滴で、がんに掛かっている可能性を判定できる「N-NOSE(エヌ・ノーズ)」という検査が実用化される。

検査精度は86.8%もあり、15種類のがんリスクを判定する事ができる。

更に、ステージ0やステージⅠの超早期のがんでも85%の確率で判定する事ができる。

価格も1回9,800円(税抜)と安く、尿を採取するだけなので、身体への負担もない。

この検査が全国の病院で受けられるようになれば、胃カメラやバリウム検査などのわずらわしい検査を受ける必要もなくなるかもしれない。

では一体、尿1滴でどのようにがんリスクを判定し、どの種類のがんのリスクを判定する事ができるのだろうか。

 


【N-NOSEの検査方法】

 

がんリスクの判定には、線虫のCエレガンスという土の中にいる無害の体長1mmほどの糸のような虫が使用される。

このCエレガンスは、ニオイを感じ取るセンサーを約1,200種類(人は約400種類、犬は約800種類)も持ち、嗅覚は犬より優れている。

N-NOSE検査は、このCエレガンスの嗅覚を利用して行われる。

Cエレガンスという線虫の画像
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」

 

検査方法はとても簡単で、下画像のように、がん患者の尿とCエレガンスをシャーレ(ペトリ皿)に置き、30分待つだけ。

がん患者の尿とCエレガンスをシャーレに置いた画像
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」

 

がん患者の尿には独特のニオイがあり、Cエレガンスはそのニオイを好むため、どんどんがん患者の尿に集まってくる。

逆に、Cエレガンスは健常者の尿のニオイを嫌うため、健常者の尿には集まらない。

そして、尿に集まった線虫と離れた線虫の数を数え、がんに掛かっている可能性を判定する。

 


【N-NOSE検査を生み出したのは誰?】

 

広津崇亮さん
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」

 

N-NOSE検査を生み出したのは、HIROTSUバイオサイエンス社長の広津崇亮(ひろつ たかあき)さんという人物で、東京大学時代から25年間に渡り、線虫の研究をしている生物学の研究者だ。

広津さんが東京大学大学院で研究をしていた27歳の時、広津さんの論文が世界的に権威のある科学誌「ネイチャー」に掲載された。

その論文は、「線虫が分子レベルでニオイをかぎ分けている」事を証明したものだった。

広津さんは、線虫の嗅覚をがん検査に活かそうと思い、2016年にHIROTSUバイオサイエンスを起業した。

N-NOSE検査は、ノーベル賞レベルの研究のようだ。

 


【N-NOSE検査の当初の大きな課題】

 

技術的に間違いないところまでこぎ着け、2020年1月の実用化を目指して研究を続けていたが、1つ大きな課題が残っていた。

それは線虫の数を数える作業だ。

当初は、下画像のように人間が目で確認し、1匹1匹数えていた。

線虫の数を手動で数えている画像
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」

 

しかし、それでは1日8時間で5検体の検査がやっとだった。

この課題を解決するためには、線虫の数を自動で数えられる装置の開発が必要だった。

 

この装置の開発に名乗りを上げてくれたのが、アルファ技研や大和酸素工業などの愛媛の中小企業チームだった。

テレビの報道を見て、「これは凄い!」と思い、全く面識のない広津さんにメールを送り、「何かお役に立てませんか」と自ら協力を申し出てくれたのだ。

そして、オール愛媛で作り上げた装置が完成した。

線虫を自動で測定する装置
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」
シャーレの線虫を自動で測定する装置
引用:テレビ東京「ガイアの夜明け」

 

線虫と尿を入れたシャーレを置き、一定時間が経つと自動的に解析してくれる優れものだ。

一瞬で画像を識別し、シャーレの線虫を測定してくれる。

この間わずか1秒。

これにより、1日8時間で100検体(手動の20倍)の検査が可能となった。

 


【N-NOSE検査で判定できるがんの種類】

 

N-NOSE検査で判定できるがんは、次の15種類となっている。

胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、子宮がん、食道がん、胆嚢がん、胆管がん、腎臓がん、膀胱がん、卵巣がん、口腔・咽頭がん

 

ただし、現状では、この内のどれかに罹患しているかどうかが分かるだけで、どの種類のがんに罹患しているかを特定する事はできない。

HIROTSUバイオサイエンスは、2年後をめどに、がんの種類の特定の実用化も目指している。

 


【検査の流れ】

 

N-NOSE検査の流れは次のようになっている。

1.N-NOSE検査取扱施設に検査の申込みを行う

2.N-NOSE検査取扱施設で採尿を行う

3.N-NOSE検査センターで検査を実施する

4.当該病院から検査結果を報告する

 

検査結果を受け取るまでにかかる日数は、2週間から最大1ヶ月となっている。

 


【最後に】

 

現状の画像検査では、約1cmくらいの大きさにがんが育たないと、がんを発見する事が難しい。

一番有効な検査がPET検査だと言われているが、とても高額なため、毎年受けるとなると金銭的な負担が大きくなり、検査時間もかかり、どこの病院でも受けられる訳ではない。

悪性度の高いスキルス性胃がんに関しては、胃カメラでも発見する事が難しく、発見された時には進行してしまっている場合が多いようだ。

しかし、N-NOSEは、検査費用も安く、身体に負担をかけずに、尿1滴でステージ0やステージⅠの超早期がんでも発見する事ができるため、全国で実用化されれば多くの人の命を救う事ができるかもしれない。

また、東芝でも血液1滴でステージ0からの13臓器のがんを99%の確率で識別できる検査の研究が進められており、数年以内には実用化されるかもしれない。

これらの研究のお陰で、もしかすると近い将来、がんが怖くなくなる時代がやってくるかもしれない。

 

 

武漢市の原因不明肺炎で1人死亡!疑われる症状や備えは?

2019年12月12日から12月29日までに、中国湖北省武漢市(ちゅうごく こほくしょう ぶかんし)で原因不明の肺炎患者が多数確認され、今年1月11日、初の死亡者が出たと発表され、死亡したのは61歳の男性患者だった。

この死亡した男性は、患者が多く出た海鮮市場の出入り業者だった。

武漢市当局はこれまで、59人の患者を確認したとしており、同年1月10日までにこれらの人たちの検査を終え、41人を新型コロナウイルスによる肺炎と診断している。

また、当局は「1月3日以降、新たな症例は見つかっておらず、ヒトからヒトへの感染も確認されていない。」と説明している。

WHO(世界保健機関)も8日に、中国湖北省武漢市で発症が相次ぐ原因不明の肺炎は、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を発症させたウイルスの仲間で、新種のウイルスの可能性があると発表した。

しかし、これらの患者全員の原因病原体という確定には至っておらず、病原体の精密な確認にはもっと包括的な情報が必要としているが、中国当局による臨床検査の結果、SARSコロナウイルスやMERSコロナウイルス、インフルエンザ、鳥インフルエンザなどの病原体の可能性は排除されているとしている。

WHOによると、コロナウイルスは周期的に出現し、2002年にSARS、2012年にMERSを引き起こしたようだ。

この原因不明の肺炎の発生を受け、仙台空港でも入国者を対象に警戒を呼び掛けるなどし、検疫を強化しているようだが、どのような症状があれば今回の原因不明の肺炎の疑いがあるのだろうか。

また、感染対策など、どのような備えをすればいいのだろうか。

 


【武漢市での原因不明の肺炎の疑い例の定義と感染対策】

 

「原因不明の肺炎の疑い例の定義」

武漢市での原因不明の肺炎の疑い例の定義は、次の1、2の全てを満たす場合を疑い例としている。

1.発熱(37.5℃以上)かつ呼吸器症状がある。

2.以下の(ア)、(イ)の曝露歴(ばくろれき)のいずれかを満たす。

発症から2週間以内に

(ア)武漢市を訪れた。

(イ)武漢市の原因不明の肺炎患者、又はその疑いがある患者と2m以内での接触歴がある。

 

「武漢市での感染対策」

急性呼吸器感染症患者の診察時には標準予防策として、呼吸器症状を呈する患者本人には必ずサージカルマスクを着用させ、医療従事者は診察する際に、サージカルマスクを含めた標準予防策を実施している事を前提とし、上記(ア)、(イ)のいずれかの曝露歴のある患者を診察する場合は、次のような対策をする。

・診察室および入院病床は個室にするのが望ましい。

・患者の気道吸引、気管内挿管の処置など、エアロゾル発生手技を行う場合には空気感染の可能性を考慮し、N95マスクを装着する。

・患者の移動は医学的に必要な目的のみに限定し、移動させる場合には患者にサージカルマスクを装着させる。

 


【検査や対応方法は?】

 

先ずはインフルエンザ等の一般的な呼吸器感染症を考慮し、これらについて微生物学的な検査を行い、検査の結果、原因微生物が特定された場合には、検出された微生物に必要な感染防止対策を行う。

上述の疑い例の定義に該当し、これらの検索で病原体が陰性の場合、軽症の場合には咳エチケット・手指衛生の指導をした上で経過観察とする。

重症で疑似症サーベイランスの対象の定義を満たした場合には、当該医療機関を所管する保健所に報告する。

報告後は、「疑似症サーベイランスの運用ガイダンス(第三版)」に基づき、評価や検体採取、検査などが行われる。

 


【原因不明の肺炎に対する備えは?】

 

今後の情報を注視する必要はあるが、日本国内では、これまでに原因不明の肺炎と関連する患者の発生報告はなく、ヒトからヒトへの感染も報告されていない。

しかし、国内の医療機関は中国(特に武漢市)からの観光客には注意しなければならない。

また、武漢市に渡航した人、渡航を予定している人は次の点に注意する必要がある。

 

「渡航した人」

・潜伏期間があるかもしれないため、帰国後は数週間、健康状態を注意深く観察し、体調不良を起こした場合は速やかに病院を受診しよう。

また、その時、渡航歴を必ず医師に伝えるようにしよう。

・咳や喉の痛み、鼻水などの症状がある場合は、マスクを着用するようにしよう。

マスクがない場合は咳エチケットを徹底するようにしよう。

 

「渡航を予定している人」

・家禽(かきん)や野生動物との接触、人込みなどは避け、生肉や調理が不十分な肉の摂取は控えるようにしよう。

・現地の体調が悪い人や病人との接触は避けるようにしよう。

・食事やトイレの後などは、こまめに手洗いをするようにしよう。

 

 

インフルエンザハラスメントで完治前出勤!会社や上司の責任は?

2018年冬にインフルエンザにかかった人を対象に、完治前に出勤したかどうかの調査を行った結果、22.1%の人が完治前に出勤したと回答した。

また、3.3%の人はインフルエンザにかかっても休まず出勤していたようだ。

インフルエンザにかかった際に出勤したかどうかを調査したグラフ
出典:FNN PRIME

 

この背景にはインフルエンザハラスメントがあり、休みたくても休めない状況になっているようだ。

不景気が続く中、企業では人員や人件費削減が行われているため、1人でも欠けてしまうと周囲に迷惑がかかってしまうという空気があるようで、それがインフルエンザハラスメントと言われる状況になっているのかもしれない。

 


【インフルエンザハラスメントの具体的な内容】

 

・休ませてもらえなかった

・出社したら一日中嫌みを言われた

・インフルエンザに対する予防意識の低さを指摘され、更に悪口を言われた

・インフルエンザで休むとなった時に「もう少し早く言ってくれ」と言われた

・仮病と疑われた

・仕事に対する責任感がないと言われた

・予防接種しているのにインフルエンザにかかったら注射代が勿体ないと言われた

 

先日、大相撲でも十両の貴源治(22歳)が佐賀巡業で体調不良を訴え、病院でインフルエンザと診断を受けたが、春日野巡業部長の判断で相撲を取らされたという事があった。

このようなインフルエンザハラスメントを受けても、職場に言えず、我慢している人は大勢いるようだ。

 


【完治前に出勤するとどうなる?】

 

インフルエンザを発症すると、熱が出た後5日間、解熱した後2日間の計7日間休む必要があるため、1週間も休むとなると確かに職場に迷惑がかかってしまう。

しかし、インフルエンザの感染力は発症後1週間ほど持続すると言われているので、完治前に出勤してしまうと、職場にウイルスをまき散らす事になり、結果、感染が拡大する恐れがある。

最低でも解熱後2日間は休む必要がある。

もし、完治していない人がマスクを着用していない状態でくしゃみをすると、そこら中にウイルスが広がる事になる。

ウイルスは、温度・湿度が高い所の場合、2~3時間、最大で8時間は生きているようなので、周囲にいる人は感染する危険性が高まる。

 


【会社や上司の責任は?】

 

インフルエンザにかかっている人を無理に出勤させるなどの行為をした場合、会社は労働契約法や労働安全衛生法違反に問われる可能性があるようだ。

労働契約法は、会社には労働者が安全に働くための環境を整える安全配慮義務があると定める法律で、強制的に出勤させるとインフルエンザ患者の病状悪化や、他の労働者への感染を招く危険性がある。

労働契約法に違反しても罰則はないが、訴訟を起こされると違法性を問われ、損害賠償を請求される可能性はあるようだ。

また、会社だけでなく、職場の上司も「体調管理がなっていない」などと執拗に叱責するなどの行為をした場合は、パワハラとして社内処分の対象になる可能性もある。

無理に出勤させて職場にインフルエンザが蔓延するような事になれば逆効果になるので、インフルエンザにかかった時の対処法を、就業規則でルール決めしておく必要があるのではないだろうか。

 


【インフルエンザハラスメントに対する世間の反応は?】

 

・インフルエンザの患者を出勤させるのは労働安全衛生法に違反しますし、懲役刑もある犯罪です。

インフルエンザ・ハラスメントをしてくる人は、おそらく最近多い刑務所に入りたいという人かもしれません。

きちんとインフルエンザ・ハラスメントをやってきた人を刑務所に入れるための手続きをしてあげましょう。

 

・予防接種をしていても、防衛策をとっていても感染することはあります。

それぞれ仕事での立場もあり休むのが難しいこともあるかとは思いますが
自分は大丈夫でも、他人にうつす可能性があること、相手が重症化するかもしれないということもあるので、出勤停止期間は自宅待機をお願いしたいです。

 

・インフルエンザで休むことが自助努力なら出勤しても仕方ないと思う。
有給がない待遇の場合には収入に関わる人もいる。

きちんと休めるようにインフルエンザ休暇を設けてほしいですね。

 

・インフルエンザ、ノロウイルスでも絶対に休めない。
一人でも欠けると成り立たない職場。
まだまだ多い気がする。

 

・完治してないのに出勤。

こんなの許せない。

それこそ法制度の改革で処罰対象にしてもらいたい。

 

「インフルエンザにかかっても休めない」・「完治前に出勤」などに対しては、反対の意見が多かった。

「1人でも欠けると成り立たない職場がまだまだ多い気がする」というコメントがあったが、私の友人もインフルエンザにかかった時、代わりがいないという理由で仕事を休めず、周囲にうつしてしまったという事があった。

この友人は人手不足で残業も毎日7時間を超え、休みは日曜日しかない。

働き方改革はどうなっているのだろうか。

誰もインフルエンザにかかりたくてかかっている訳ではないのに、パワハラや人手不足などで休めない状況に追い込まれるのはどう考えてもおかしい。

インフルエンザにかかった場合は、休めるように法改正し、休める状況でも有休が無くて休めない人に対しては、国が補償するなどの対策をしてほしい。

 

インフルエンザの感染拡大を防止するための基礎知識

インフルエンザの感染拡大を少しでも防止するためには、インフルエンザの事を詳しく知り、普段からなるべく感染しない・感染させないような行動を心掛ける事が大切となる。

ここでは、インフルエンザとはどのようなもので、どのような種類があるのか、新型インフルエンザとはどのようなものか、インフルエンザと風邪の違い、潜伏期間、感染拡大の防止策などを説明しようと思う。

 


【インフルエンザとは?】

 

インフルエンザとは、口や鼻から体内に入ったインフルエンザウイルスが、喉の粘膜などで増殖する事により起こる急性呼吸器感染症の事を言う。

国内の季節性インフルエンザは、12月~3月に流行する事が多く、子供から高齢者までを合わせて毎年約1,000万人という多くの人が発症している。

 


【新型インフルエンザとは?】

 

新型インフルエンザは、これまで流行していたタイプのインフルエンザウイルスとは異なるインフルエンザウイルスの事を言い、ほとんどの人がそのウイルスに対する免疫がないため、世界中で大規模な流行を引き起こす。

 


【インフルエンザの種類は?】

 

インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があり、大きな流行の原因となるのはA型とB型。

近年、国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(香港型)、B型の3種類で、A(H1N1)亜型ウイルスは、ほとんどが2009年(平成21年)に発生したH1N1pdmウイルスだ。

A(H1N1)亜型ウイルスの中でも2009年(平成21年)より前に季節性として流行していたAソ連型は、2009年(平成21年)のインフルエンザ(H1N1)pdm09ウイルス発生後は検出されていない。

これらの3種類のウイルスは毎年世界中で流行を繰り返しているが、流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域、その年ごとに異なっている。

 


【インフルエンザと風邪の違い】

 

「風邪の症状や特徴」

風邪は様々なウイルスによって起こり、普通の風邪の多くは喉の痛みや鼻汁、くしゃみ、咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られず、発熱もインフルエンザほどは高くなく、重症化する事はほとんどない。

 

「インフルエンザの症状や特徴」

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染する事で発症し、38℃以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるという特徴がある。

これらの症状に加え、普通の風邪と同じように喉の痛みや鼻汁、咳などの症状も見られる。

子供の場合は稀に急性脳症となり、高齢者や免疫力が低下している人の場合は、二次性肺炎を伴うなど重症化する事がある。

 


【インフルエンザの潜伏期間】

 

インフルエンザの潜伏期間は、1~2日と言われている。

前駆症状には、体のだるさや強い悪寒、鼻腔や喉の乾燥などがあり、普通の風邪と似ているが、風邪の場合はこのような症状を感じてから熱が出たり、全身の倦怠感があったりなど、明らかな感冒症状が出始めるまで期間があるが、インフルエンザの場合はこのような前駆症状を感じるか感じないかくらいの間に、直ぐに高熱やだるさ、頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が現れる。

また、インフルエンザは発症する1日前から感染力を持っているため、感染した当日から周りの人に飛沫感染や接触感染する可能性がある。

感染力は発症後1週間ほど持続し、特に発症から3日ほどは感染力がピークに達すると考えられている。

 


【感染経路】

 

感染経路には、飛沫感染と接触感染がある。

 

「飛沫感染」

インフルエンザに感染している人の咳やくしゃみ、会話などでインフルエンザウイルスを含んだ飛沫が飛び散り、それを感染していない人が口や鼻から吸い込む事でウイルスが体内に入り、増殖する事でインフルエンザを発症する。

 

「接触感染」

インフルエンザに感染している人が咳やくしゃみ、鼻水などが付着した手で、ドアノブや電気のスイッチ、リモコン、手すりなどに触れ、その後同じ所を感染していない人が触る事で、間接的にインフルエンザウイルスに感染する。

 


【インフルエンザの感染拡大を防止するには?】

 

「マスクを着用する」

インフルエンザの感染拡大を防止するためには、先ずは他人にうつさない事が大切となる。

咳・くしゃみが出る時はマスクを着用し、マスクを持っていない場合はティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむけて1m以上の距離をとってから咳やくしゃみをするようにしよう。

また、鼻汁・痰などを含んだティッシュは直ぐゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた場合は直ぐ手洗いをするようにしよう。

更に、周りに咳やくしゃみをしているのにマスクを着用していない人がいる場合は、マスクの着用をお願いするようにしよう。

 

「接触感染予防に効果的な手洗い方法」

石けんを泡立てながら手のひらを洗い、手の甲・指の間・親指の周り・指先と爪・手首の順に15秒以上かけて洗う。

洗った後はペーパータオルで拭き取り、拭き取ったペーパータオルは速やかに捨てる。

 

「インフルエンザの検査」

インフルエンザへの感染が疑われる場合は検査をするようにしよう。

医療機関では、迅速抗原検出キットを使い、鼻や喉の粘液や鼻水を採取し、キットを用いて検査すると、感染の有無やウイルスの型が短時間で分かる。

但し、症状が現れる前のウイルスが少ない時期に検査した場合や、検査する材料の採取が上手くいかなかった場合は、感染していても陽性にならない場合がある。

 

「予防接種」

インフルエンザワクチンには、発症をある程度抑える効果や重症化を予防する効果がある。

特に高齢者や基礎疾患のある人など、罹患すると重症化する可能性が高い人には効果が高いと考えられる。

接種回数については、ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されているが、健康な成人の人や基礎疾患(慢性疾患)のある人を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があるため、13歳以上の人は1回接種が原則となっている。

但し、医学的な理由で医師が2回接種が必要と判断した場合は、その限りではない。

 


【家族へのインフルエンザ感染を防ぐには?】

 

家族の誰かがインフルエンザに感染した場合、別室などに隔離すべきだという事はよく知られているが、食事などの世話もあるため、隔離しただけでは十分な対策とは言えない。

日本感染症学会インフルエンザ委員会委員で東京病院統括診療部長を務める永井先生が勧める感染予防対策は次のようになっている。

・看病する人を誰か1人に絞る。

・インフルエンザ患者のいる部屋に入る時は、お互いマスクを着用し、会話をする時は飛沫感染を防ぐため、1.5m以上の距離を取るようにする。

・インフルエンザウイルスは、手や指を介して接触感染するため、患者が触ったドアノブやテレビ・エアコンのリモコンなどはアルコールで消毒し、感染していない家族も手洗いや消毒をするよう心掛ける。

・患者の熱が下がっても他の部屋には極力行かせず、2日間くらいは別室で様子を見る。

 

また、インフルエンザの流行期は、保菌者が常に職場や学校、近隣にいると考えた方がいいので、外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗い・うがいをし、食事前にシャワーを浴び、口や鼻・髪の毛などに付着したウイルスを洗い流すよう心掛けよう。

更に、職場や学校などの同僚に感染者が出た場合は、自分も感染している可能性があるので、家に帰ってもマスクを着用するのが望ましい。