【普代村6歳女児行方不明事件】
普代村6歳女児行方不明事件は、1997年(平成9年)に岩手県普代村で発生した行方不明事件である。
1997年6月29日、岩手県普代村(ふだいむら)に住んでいた金子恵理(かねこ えり)ちゃん(当時6歳)が、自宅付近で行方不明になった。
恵理ちゃんはこの日、自宅裏にある沢で1人で遊んでいた。
午後4時30分頃までは遊んでいる声を母親が聞いていたが、午後5時頃から姿が見えなくなった。
この日は日曜日で、午前8時頃から父親と母親、恵理ちゃんの3人で車で約100km離れた青森県八戸市に買い物に出掛け、午後3時頃に帰宅した。
父親はその後、裏山に山菜を採りに行き、帰ってきてから昼寝をしていた。
恵理ちゃんは着替えた後、いつものように家の前で遊んでいた。
そして、午後4時55分頃、目を覚ました父親が恵理ちゃんが居ない事に気付き、母親と祖父と一緒に恵理ちゃんを探したが、どこにも見当たらなかった。
自宅周辺の約1kmが恵理ちゃんの行動範囲になっており、1人で遊んでいても、いつもきちんと帰ってきていたという。
父親が山に連れて行ってはぐれた時も、山のふもとに停めていた車に1人で戻り、車内で待っていた。
家の周りにある雑木林にも「入るな」と日頃から教えており、それもきちんと守っていたので、自宅周辺で迷子になる事は考えにくいという。
恵理ちゃんは現在も見つかっておらず、久慈警察署は恵理ちゃんの写真や当時の服装などの情報を公開し、情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
久慈警察署
0194ー53ー0110
「目撃情報」
・自宅周辺の雑木林の車道沿い付近で、近所の住民が女の子の声を聞いている。
警察が警察犬で捜索した時も、女の子の声が聞こえた辺りで警察犬が止まったという。
・恵理ちゃんが行方不明になる数日前に、男が運転する白い不審車両が目撃されている。
・恵理ちゃんが行方不明になる数日前に、自宅周辺の雑木林に自衛隊のジープが停まっていたのが目撃されており、車の近くには自衛隊の服を着た男が立っていたという。
その辺りに自衛隊の演習場などがない事から、父親は不審に感じたという。
「恵理ちゃんの情報」

・名前:金子恵理(かねこ えり)ちゃん
・当時の年齢:6歳
・当時の身長:115cmくらい
・当時の体型など:体重約24kgのぽっちゃり型
・当時の服装:青色の長袖シャツ(胸に2匹の犬の絵有り)、オレンジ色の長ズボン(左膝部分に茶色の膝当て有り)、白色とピンク色の長靴
・特徴やクセなど:鼻の下に小さなホクロ有り、左腕より右腕が少し太い、バイバイする時に手の甲を向けて手を振るクセがある