【東富士五湖道路身元不明女性バラバラ死体遺棄事件】
東富士五湖道路身元不明女性バラバラ死体遺棄事件は、2004年(平成16年)に山梨県で発生した死体遺棄事件である。
2004年4月8日午後2時40分頃、山梨県山中湖村の山中にある有料道路「東富士五湖道路」脇の斜面で、ポリ袋に入った人間の頭らしき物が発見された。
発見したのは近くで測量の作業をしていた男性(当時53歳)で、この男性が富士吉田署に通報した事で事件が発覚した。
発見されたポリ袋は数枚重ねられており、中には人間の頭部と両腕が入っていた。
山梨県警は死体遺棄事件として同署に捜査本部を設置し、捜査を開始した。
また、現場付近で伐採作業をしていた作業員によると、ポリ袋は3月中旬からあったようだが、中身は確認しなかったという。
捜査本部は何者かが道路から投げ捨てた可能性もあると見ている。
9日には現場周辺の捜査が行われ、現場から北西に約8km離れた道路脇で人骨の一部が発見された。
この場所は頭部と両腕が発見された場所と同じ下り車線側だった。
司法解剖の結果、遺体の性別は女性で、死後数ヶ月が経過していると見られ、年齢は35~65歳くらいと判明した。
刃物で首と両肩が切断されていたが、他に目立った外傷は見られなかった。
死因は不明でDNA鑑定の結果、日本人をはじめアジア系に多い遺伝子型である事が分かった。
捜査本部はアジア系の外国人の可能性もあると見て、似顔絵と日本語や韓国語など計5ヶ国語を記載したポスターを作成し、身元の情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
富士吉田警察署
電話:0555-22-0110
捜査本部のフリーダイヤル
電話:0120-889-581
「富士吉田警察署が作成したポスターと被害女性の特徴」

被害女性の特徴
・性別:女性
・年齢:35~65歳くらい
・身長:150~156cmくらい
・血液型:O型
・髪型など:肩まで長く真っ直ぐで毛先部分が茶色、後ろで一部が束ねられている
・体の特徴など:前額部右寄りの生え際に4mm大のホクロがある、両耳にピアス穴がある、蓄のう症の治療を受けている
・服装など:ノースリーブ(ピンク色のニット製タートルネック)、紺色のジーンズ(ウエスト72cm)