【一宮市八幡女子高生殺人未遂事件】
一宮市八幡女子高生殺人未遂事件は、2010年(平成22年)に愛知県一宮市で発生した殺人未遂事件である。
2010年6月11日午後8時10分頃、愛知県一宮市八幡1丁目にある稲荷公園の西側歩道上を、北に向かって歩いていた女子高生が男にいきなり刃物で刺されるという事件が発生した。
女子高生は市内にある県立一宮高から下校後、徒歩で近くの予備校まで通い、帰宅途中だった。
女子高生は一命は取りとめたものの、胸や背中、首などを複数ヶ所刺されており、刺し傷の一部は肺まで達していた。
また、女子高生の手や腕に、身を守る時にできる傷がほとんど無かった事から、抵抗する間もなく襲われた可能性が高いと見られる。
午後8時15分頃、公園の近くを通り掛かった男性が女性の悲鳴を聞いた後、公園から男が逃走するのを目撃している。
その直後、女子高生が公園から出て来て「知らない男にいきなり刺された。」と助けを求めてきたため、この男性が119番通報したという。
事件直後に騒ぎを聞いて現場に来た女性は、「女性は肩の辺りが血で真っ赤で、ぐったりして動かない様子だった。」と話していた。
現場の歩道には女子高生のカバンが落ちていたが、携帯電話や現金は残っていた。
女子高生は普段、自転車で通学していたが、11日は自転車のカギを無くしてしまったため、行きは家族が車で送り、帰りは徒歩だった。
捜査本部は、強い殺意を持った通り魔的犯行の可能性が高いと見ている。
現場から南西に約200mの所にあるマンションでも血痕が見つかっており、階段部分に残された血痕の血液型を調べている。
未だ犯人に結び付くような有力な情報は得られておらず、一宮警察署はこの事件に関する情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
一宮警察署 特別捜査本部
電話:0586ー24ー0110(代表)
「犯人の似顔絵と特徴」

・当時の年齢:20~40歳くらい
・体格:普通
・顔の特徴:丸顔、二重まぶた、目が小さい感じ
・当時の髪型:金髪に近い茶髪で耳が隠れるくらいの長さ