【釧路市光陽町殺人事件】
釧路市光陽町殺人事件は、2001年(平成13年)に北海道釧路市で発生した殺人事件である。
2001年3月5日午後9時10分頃、北海道釧路市光陽町に住んでいた無職の増田清子さん(当時74歳)が、何者かによって殺害されているのが発見された。
発見したのは釧路市内に住む友人で、増田さんは自宅の居間のコタツ内で首を刃物で刺され死亡していた。
発見した友人は、増田さん宅に何度も電話を掛けたが応答がなかったため、心配になって見に来たという。
友人が訪れた際、玄関は内側から施錠されていたが、ベランダにある窓は閉まっていたものの、カギは掛かっていなかった。
事件直前、増田さんは近くにある食堂から2人前の出前を取っており、コタツの上には2つの湯のみ茶碗があり、石油ストーブはついたままで、誰かに接客しているような様子だった。
部屋には争ったような形跡はなく、金品が盗まれたような形跡もなかった。
司法解剖の結果、死因は首を刺された事による失血死と判明し、現場からは血の付いた包丁が発見されている。
また、死亡推定時刻は、3月2日の午後7時から午後9時の間と断定された。
増田さんは1日に亡き夫の父親が入所している特別養護老人ホームを訪れているが、それ以降の外出は確認されていない。
増田さんは糖尿病で目が不自由だったが、地元の老人会に入り、毎週火曜日に行われている踊りの会に参加するのを楽しみにしていた。
釧路警察署は亡くなった増田さんの夫が、複数の知人を相手に多少の利息をつけて金を貸していた事で金銭トラブルがあった可能性も視野に入れて捜査している。
2日の午後3時から午後4時にかけて、50~60歳くらいの黒っぽい服を着た中肉中背の男性が、増田さん宅に出入りする姿を近所の人が目撃している。
しかし、未だ犯人に結び付くような有力な情報は得られておらず、釧路警察署は情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
釧路警察署
0154-23-0110
「現場付近の写真と地図」
