【池袋駅山手線ホーム立教大生殺人事件】
池袋駅山手線ホーム立教大生殺人事件は、1996年(平成8年)に東京都豊島区で発生した殺人事件である。
1996年4月11日午後11時30分頃、JR池袋駅の山手線7・8番ホームで立教大学生の男性(当時21歳)が男に絡まれ、顔を殴られ転倒した際に後頭部を強打し、5日後に収容先の病院で死亡が確認された。
被害男性は、帰宅途中に犯人の男と何らかのトラブルになったと見られている。
目撃者の証言によると、犯人は事件後、山手線で日暮里駅方面に向かったらしいが、その後の足取りは分かっていない。
当初、この事件は傷害致死事件として扱われていたが、2002年7月に被害男性の父親が3万5,000人分の署名と公訴時効延長を求める嘆願書を法務省に提出し、傷害致死罪の公訴時効(7年)が成立する直前の2003年3月に、容疑が殺人罪(当時15年)に切り替えられた。
そして、2010年4月に殺人罪の時効が撤廃されると同時に、警察庁の捜査特別報奨金制度の対象事件となった(遺族の希望で2012年度から指定を辞退)。
「犯人の情報」
この事件は、池袋駅の山手線ホームで起きた事もあり、近くで数十人が目撃していた。
その目撃証言による犯人の特徴は、以下のようになっている。
・当時の年齢:24~38歳くらい
・身長:170~180cmくらい
・体型:ガッチリ型、小太り
・体の特徴など:右の目尻に3つの古傷あり、据わったような目つき、二重あご、耳が大きい、まぶたが重い、両まゆ毛とも目尻にかけ大変薄い
・当時の服装:黒っぽいグレーのスーツでサラリーマン風
また、これらの情報を基に似顔絵が作成されている。
「犯人の似顔絵」
・犯人の似顔絵

・現在のイメージ画像

「池袋署が作成したチラシ」

被害男性の父親は事件から2ヶ月後に、右目尻に古傷がる似顔絵とよく似た男を北千住駅で目撃し尾行している。
この男は駅前のパチンコ店に入った後、常磐線(快速)に乗って柏駅まで移動し、同駅の改札を一度出た後に再度定期券で入場し、我孫子方面のホームに下ったところで、電車から降りてきた乗客に阻まれ見失ってしまった。
未だ犯人に結び付くような有力な情報は得られておらず、池袋警察署はこの事件に関する情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
警視庁池袋警察署
「JR池袋駅山手線ホーム上立教大生殺人事件」捜査本部
電話:03-3986-0110(代表)