【奥多摩町日原街道脇崖下女性殺人事件】
奥多摩町日原街道脇崖下女性殺人事件は、2003年(平成15年)に東京都西多摩郡で発生した殺人事件である。
2003年3月11日午前10時20分頃、東京都西多摩郡奥多摩町の日原街道沿いにある崖の斜面で、人間の右手首が発見された。
発見したのは釣りに来ていた男性で、パトロールで通り掛かった東京都建設局の職員を通じて110番通報した。
その後、近くで左手首と左足首も発見され、いずれも同じ女性のものだった。
比較的最近に切断されたものと見られ、青梅警察署は死体損壊・死体遺棄事件として捜査を開始した。
同署の調べによると、発見した男性が釣りのために日原街道から約50度の崖を日原川に下りようとしたところ、約5m下りた斜面の岩の上に右手首が落ちていたという。
そして、右手首があった上流約15mの岩場に左手首があり、そこから約5m下りたところで左足首が発見された。
切断面などから、手首と足首は同じ女性のものと見られる。
また、両手の爪は伸び、左足の爪には日本ロレアル社製の赤いペディキュアが塗られていた。
翌日12日には、更に広範囲に渡る捜索が行われ、右前腕部と頭髪の一部が発見され、発見された右前腕部には薄っすらと雪が積もっていた。
3月6日、付近には雪が積もっていた事から、それより前に遺棄されたと見られている。
発見された遺体は、ノコギリのような刃物で切断されており、頭部や胴体などは現在も発見されていない。
青梅警察署は、現在も捜査を続けているが、未だ被害女性の身元や犯人に結び付くような有力な情報は得られておらず、この事件に関する情報提供を呼び掛けている。
<連絡先>
警視庁 青梅警察署
電話:0428-22-0110(署代表)
「被害女性の情報」
・当時の年齢:20~30歳前後
・性別:女性
・血液型:A型
・推定身長:155cm前後
・毛髪:黒髪で極めて硬く、平均的な髪の毛の1.5倍くらいの太さ
・体の特徴など:左足の爪に赤色のペディキュアが塗られていた(日本ロレアル社製のもの)、左足小指外側に1.5cmくらいのタコがある、扁平足
「現場の地図」