2014年に開催されたソチオリンピック大会・男子フィギュアスケートで銅メダルを獲得した、カザフスタンのデニス・テン(25)さんが19日、暴漢に襲われ死亡しました。
カザフスタンの地元アルマトイ市内で、車のミラーを盗もうとしていた2人と揉み合いになり、足を刺され失血死したようです。
ソチオリンピックでは、フリーで圧巻の演技をして、羽生結弦、パトリック・チャンに次ぐ銅メダルを獲得していました。
テンさんは、カザフスタンにフィギュアスケートで初めてメダルをもたらした英雄でした。
近く、記者会見を開き、事件の詳細について説明するようです。
【デニス・テン経歴】
・デニス・テンの顔写真

・生年月日:1993年6月13日
・年齢:25歳没
・出身地:カザフスタン・アルマトイ
・身長:168cm
5歳でスケートを始める。9歳の時にエレーナ・ブイアノワ(元コーチ)と出会う。
その後、ブイアノワの奨めで、母親と一緒にロシアに移住して、モスクワでブイアノワとタチアナ・タラソワ(元振付師)に本格的な指導を受ける。
2010年~2011年シーズンにコーチをフランク・キャロル(元コーチ)に変えて、モスクワからロサンゼルスに拠点を移した。
2014年、ソチオリンピック(オリンピック初出場)に出場する。
ショートプログラムでは、9位と出遅れたが、フリーで圧巻の演技を披露し、羽生結弦、パトリック・チャンに次ぐ、銅メダルを獲得した。
この銅メダルによって、カザフスタンにフィギュアスケートで初めてメダルをもたらす。
2018年、平昌オリンピックに出場。ショートプログラムで、上位24人に入れず、フリー進出を逃す。
2018年7月19日、カザフスタン・アルマトイで車のミラーを盗もうとしていた2人と揉み合いになり、刺殺される。25歳没。
【羽生結弦とのエピソード】
2016年、ISU世界フィギュアスケート選手権のショートプログラムを控えた3月30日、羽生結弦の曲をかけた練習中に、デニス・テンがリンク中央でスピンを続け、羽生の練習を妨害する形になってしまった。
それに対し羽生は、「それはねえだろ、お前」と激怒したそうだ。
デニス・テンは故意に妨害したのではないかと言われている。
その後、2人は握手して和解している。
【ネットの反応】
・衝撃が大きすぎて言葉が出ない。
・早すぎる。
ご冥福をお祈りします。
・そんなに軽いニュースじゃないでしょ⁈
さらっと流してるけど酷い事件。
御冥福をお祈りします。
・なにこれ?
ありえない。
まだまだ若いのに。
残念すぎます。
・今年1番びっくりしたかもしれない
【最後に】
ネットでは、驚きと悲しみのコメントが多数寄せられているようです。
カザフスタンの英雄である、まだまだ未来ある選手が、地元でこんな事件に巻き込まれて命を落とすなんて本当に残念です。
ご冥福をお祈りします。