美幌町に隠されているらしいゼロ戦と北京原人を探し出す調査全貌

【北海道美幌町にはゼロ戦と北京原人が隠されている?】

 

北海道美幌町(びほろちょう)には巨大な地下施設があり、そこにはゼロ戦と北京原人が隠されているという都市伝説がある。

ゼロ戦は、支那事変から太平洋戦争にかけて、1万400機あまりが製造されたが、現在、製造当時のオリジナルエンジンで飛行できる機体は、アメリカの博物館にある下写真の1機のみとなっている。

アメリカの博物館にあるゼロ戦の写真
出典:日テレNEWS24

 

北京原人に関しては、1921年から1929年くらいまでの間に、合計十数人分の骨が発掘されたが、アメリカへ輸送中に紛失してしまい、現在あるのは詳細な記録や研究を基に作ったレプリカのみとなっている。

このように、ゼロ戦も北京原人もかなり貴重なものなので、もし本当に発見されれば、世界を驚愕させる大ニュースになる事は間違いないだろう。

 

2017年10月~2019年3月までHTB(北海道テレビ)で放送されていた「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」という番組で、この都市伝説を調査する「マジで見つけたらヤバイ!幻の巨大施設に眠るゼロ戦と北京原人を探せ!」という企画が組まれ、ゼロ戦と北京原人を探し出すために様々な調査が行われた。

果たして、ゼロ戦と北京原人を発見する事はできたのだろうか。

 

「調査1:30人以上の関係者を徹底取材」

番組ディレクターは、約2週間かけて30人以上の関係者を徹底取材した。

すると、意外な証言や貴重な資料を入手する事に成功した。

そもそも、なぜ美幌町なのかと言うと、美幌町には旧日本海軍の大きな基地があった。

かつて人類の祖先と言われた北京原人の貴重な人骨は、太平洋戦争の開戦に伴い紛失してしまい、行方が分からなくなってしまったが、北京原人の人骨が中国・北京から複数の日本兵によって台湾まで運ばれていた事が分かった。

更に、終戦直前には別の人物が台湾・高雄要塞の山中から日本最北の航空基地があった美幌に、北京原人の人骨を密かに持ち帰り、地下施設に隠したという事も分かった。

そして、その隠した場所は飛行機の修理工場もあるかなり巨大な施設で、ゼロ戦も保存されていたという。

ゼロ戦と北京原人が隠されているかもしれない地下の巨大施設のイメージ画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

ゼロ戦があるという噂を以前に日本テレビが調査したが、その時は何も見つからなかった。

しかし、今回インターネットを駆使し、過去の調査では入手できなかった新たな資料を入手する事に成功した。

更に、インターネットでは入手困難な当時の基地の図面も入手した。

旧日本海軍の建物の一部は、陸上自衛隊美幌駐屯地の敷地内に現在も残っており、その建物には謎の地下室があるという。

番組では先ず、その謎の地下室の調査を行うべく駐屯地に向かった。

 

 

「調査2:謎の地下室の調査」

早速、自衛隊の全面協力を得て、駐屯地内にある旧日本海軍の建物の地下室に入った。

陸上自衛隊美幌駐屯地内にある謎の地下室への入り口の画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

地下室内には謎の穴があり、どこかに通じているのではないかと思われるが、結局地下室からはゼロ戦と北京原人の手掛かりを得る事はできず、規制の多い駐屯地の調査を断念した。

陸上自衛隊美幌駐屯地内にある地下室内
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

後日、再度地下室の穴を調べたところ、奥に部屋がある事が分かり、その部屋は更に奥深くまで続いていた。

しかし、自衛隊に調査継続を依頼したところNGとなり、調査を断念せざるを得なくなった。

 

「調査3:ボーリング調査」

その後、駐屯地の直ぐ近くで、畑に穴があくという高橋さんという人物と出会う。

陸上自衛隊美幌駐屯地近くの地下施設のイメージ画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

穴があいた場所から地下施設に繋がるかもしれないと思った矢先、巨大トンネルを発見した。

陸上自衛隊美幌駐屯地付近にある巨大トンネルの画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

トンネルの中には農機具が置かれており、奥はコンクリートで塞がれていた。

農機具の持ち主に話を聞いてみたところ、トンネルの奥には何も無いという事だったが、後日奥のコンクリートに穴をあけ中を調査した。

しかし、奥は岩盤のみで何もない事が判明した。

後日調べたところ、この場所は発電所の一部だった可能性が浮上した。

 

番組ディレクターは、入手した地図に記載されている航空廠という場所に、ゼロ戦と北京原人が隠されていると予想している。

ゼロ戦と北京原人の発見に繋がるかもしれない航空廠付近の地図
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

この場所には巨大な地下施設があったという証言が残されているが、戦後直ぐに入り口が爆破されてしまっている。

陸上自衛隊美幌駐屯地辺りの航空写真
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

番組ディレクターが調べたところによると、航空廠に繋がっていたとされる地下トンネルは、高橋さんの畑にあいた穴を真っすぐ通るルートだった。

もしかすると、高橋さんの家の前にある道の地下を通っているのではないかと考え、その地下を調べる事にした。

そして、専門家に依頼し、地面を振動させて地下に空間があるかどうかを調べる調査を行ったところ、地下5m付近に強い反応が見られ、他の場所でも同様の反応が見られた。

そこで、空間があると思われる場所に、穴をあけるボーリング調査を行った。

しかし、残念ながらそこに地下空間はなかった。

 

 

「調査4:父親が北京原人を運んだという人物を発見」

当時、父親が北京原人の人骨を運んだ村岡さんという人物と、村岡さんを取材するノンフィクション作家を見つけ出し、2人から話を聞く事ができた。

村岡さんの父親は、1941年(昭和16年)頃に中国・北京から極秘命令で北京原人の人骨を台湾まで運んだという。

この事を知っていたのは指揮官の中佐だけで、一切口外するなと口止めされていた。

そして、北京原人の人骨は、7つの箱にそれぞれ入れられていたという。

つまり、北京原人の人骨は7体あったという事だ。

村岡さんの父親は、その後の北京原人の行方が気になり、戦後になって証言や資料を集め調査したところ、美幌町に運ばれた事を突き止めた。

更に、村岡さんは父親が作成した地下トンネルの地図を持っており、その地図には駐屯地内に細長い地下トンネルがあると書かれていたが、駐屯地内のため、それ以上調査を進める事はできなかった。

しかし、村岡さんは父親から北京原人を運び込んだという場所を明確に教えてもらっており、その場所に案内してくれる事になった。

そこは駐屯地の南側の草木が生い茂る崖で、かつては多くの横穴があった場所だった。

昔北京原人を運び込んだという場所の写真
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

その場所は一見ただの山のように見えるが、よく見るとトンネルの跡があった事が分かる。

そのトンネル跡は、幅が約15m、高さが約10mあり、幅が約12mあるゼロ戦も通す事ができる。

村岡さんによると、北京原人の人骨はここから奥の空間に隠されたが、戦後アメリカ軍が調査した後、入り口を爆破させて埋めたという。

また、この入り口はゼロ戦と北京原人の人骨に辿り着く一番近い出入り口で、かつてはここで飛行機が離着陸していたという。

山肌には地盤が崩れたような跡が数ヶ所見られる。

もしかすると、これはアメリカ軍が爆破した時にできたものかもしれない。

番組は、このトンネル跡の付近を調べる事にした。

すると、トンネル跡の山の上に更なるトンネル跡のようなものを発見し、そこにはコンクリートの破片が散乱していた。

しかし、その場所は1988年に任意団体が発掘作業を行っており、何も発見されていなかった。

そして、発掘作業を行った団体の代表にメールで取材を依頼したところ、記憶も記録も残っていないため、取材はできないと回答がきた。

 

「調査5:ゼロ戦を地下に格納していた跡が写っているという情報が寄せられた」

1947年の地図に、ゼロ戦を地下に格納していた跡が写っているという情報が寄せられた。

ゼロ戦を地下に格納していた跡が写っているという地図の画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

寄せられた情報によると、そこからゼロ戦が出入りしていたという。

そこは、村岡さんに教えてもらった場所の近くだった。

更に、そこには今でも複数の穴があいており、もしかするとその穴のどれかが地下格納庫に繋がっているかもしれない。

番組は、その付近を調査する事にした。

すると、旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所を発見した。

旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所のイメージ画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

中はかなり奥まで続いていたが、安全面を考慮し調査を断念した。

 

「調査6:旧日本海軍の地下施設を再調査」

前回、旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所を発見し内部を調査したが、安全面を考慮し調査を断念した。

しかし、入手した地図によると、この先に地下の中枢部に通じるエレベーターが存在している。

そこで、洞窟探検家を助っ人に呼び、内部を再度調査する事にした。

旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所の調査をするイメージ画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

狭い隙間を土砂をかき分けながら進むと、広い空間になっていると予想していたが、奥は広い空間にはなっていなかった。

旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所から発見された缶コーヒーの画像
出典:HTB「夜のお楽しみ寝落ちちゃん」

 

中からは1988年に製造された缶コーヒーの空き缶が見つかったが、大量の土砂に阻まれ、これ以上調査を続ける事ができなかった。

 

「調査7:最後に過去に発掘作業をした団体の代表に再度取材」

過去に発掘作業をした団体の代表に直接会う事ができた。

団体の代表に、旧日本海軍の地下施設の一部と見られる場所の事を尋ねたところ、「もう記憶にありませんね、もう終わった事じゃないですか。何もなかったと思います。」という回答だった。

 

結局、今回の企画ではゼロ戦と北京原人の手掛かりを掴む事はできなかった。

しかし、このままでは終われないという事で、今後もHTBネットメディアなどで取材を継続していくようだ。

ゼロ戦と北京原人は、本当にどこかに隠されているのだろうか。

 

 

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