都市伝説 香川県編

【香川県民は毎日うどんを食べるため蛇口からはうどんのダシ汁が出る?】

 

香川県は「うどん県」と言われるほど、うどんが盛んな県なので、香川県民は毎日うどんを食べていると思っている人も多いようだが、さすがに毎日は食べていないようだ。

しかし、香川県民の約9割の人が週に1回以上はうどんを食べているらしい。

これは、なかなかの頻度だ。

香川県のうどん屋さんの店舗数を調べてみると、約580件あった。

2014年の全国のうどん屋さんの店舗数は、人口10万人あたり約18.8件となっているが、香川県は人口10万人あたり約64件とダントツに多い。

これだけ香川県では、うどんがよく食べられているという事だろう。

早い・安い・美味いという事もあって、昼食には持って来いなのかもしれないが、そんな香川県だから、蛇口からはうどんのダシ汁が出るという噂が広まっているようだ。

そこで、香川県は本当に蛇口からうどんのダシ汁が出るのか調べてみた。

 

「蛇口からうどんのダシ汁は出るのか?」

香川県のうどん屋さんは、セルフサービスの店も多い。

そういう店には、うどんのダシを入れたタンクが置いてあり、コックをひねるとダシが出るようになっている。

三豊市詫間町にあるセルフうどん店「心(こころ)うどん」の店内の写真1
出典:三豊つーしん

 

上の写真は、三豊市詫間町にある老舗のセルフうどん店「心(こころ)うどん」のうどんダシが入ったタンクの写真で、コックをひねるとダシが出るようになっている。

この店では、かけうどんを食べる時は麺が入った器を自分で取り、麺を温める場合は自分で麺を湯がくようになっているので、県外から来た人には新鮮な体験ができるのではないだろうか。

三豊市詫間町にあるセルフうどん店「心(こころ)うどん」の店内の写真2
出典:三豊つーしん

 

値段もとても安くて美味しいので、香川県に行った際には一度寄ってみてはどうだろう。

話がそれたが、どうやらこれが「蛇口からうどんのダシ汁が出る」という都市伝説が広まるキッカケになっているようだ。

しかし、調べてみると、タンクではなく蛇口からダシ汁が出る所も存在した。

それは高松空港旅客ターミナルビル2階にある「空の駅かがわ」という観光特産品展示PRコーナーだ。

高松空港旅客ターミナルビル内にある「空の駅かがわ」のうどん出しが出る蛇口の写真
出典:Takamatsu Airport

 

店ではないが、うどんのダシ汁を自由に試飲できるようになっている。

このダシ汁は「さぬき麺業」といううどん屋さんが提供してくれている、いりこをベースにしたダシ汁らしい。

毎日約200人分が用意されており、なくなり次第終了となるようだ。

高松空港に行った際には、一度試飲してみてはどうだろう。

 

 


【中村トンネルの地蔵がヤバい?】

 

香川県にある中村トンネルの写真
出典:Wikipedia

 

香川県には、立石隧道(たていしずいどう)、通称「中村トンネル」と呼ばれている有名な心霊スポットがある。

この中村トンネルは、高松市牟礼町と木田郡三木町を結ぶ県道38号線沿いにある道だが、現在は県道38号線に新立石トンネルが開通しているため、ほとんど使われていない。

牟礼町側からトンネルに行く場合は、車1台がやっと通れるくらいの草木が生い茂った細い山道になっているため、対向車が来た場合はすれ違う事はほぼ不可能となっている。

トンネル内は照明設備がないため暗く、手彫りで岩盤がむき出しになっているため、かなり不気味だ。

全長は119.7mと短く、高さは3.2~3.5mで、幅は3.0~4.1mと狭い。

 

「中村トンネルの歴史」

原村(現在の高松市牟礼町原)と井上村(現在の三木町大字井上)間は、前田山から連なる立石山などの山岳に阻まれていたため、この地域の内陸部から瀬戸内海に抜けるためには武道(ぶどう)峠を越え前田から屋島に抜けるか、トンネルの東側にある峰堂(むねんどう)峠を越えるか、もしくは旧三木牟礼線を平木駅近辺まで南下し、長尾街道まで出てから長尾まで大きく迂回して志度に抜けるしか方法がなく、とても不便だった。

その区間の交通を良くするために作られたのが中村トンネルである。

トンネル工事は、峠付近の集落の住民たちが総出で行ったとされている。

中村トンネルは長い間、竣工時期(工事終了時期)が不明で、明治以前から存在していたとも言われていたが、2016年に付近の民家に保管されていた竣工碑が発見され、1943年(昭和18年)3月の竣工だった事が明らかになった。

そして、1990年(平成2年)11月30日、中村トンネルの西側に新立石トンネルが開通したため旧道となり、日常的に利用される事はほとんど無くなってしまった。

また、2004年10月20日に上陸した台風23号の影響で土砂災害が発生し、1年以上通行止めになっていた時期もあった。

 

「地蔵の噂」

牟礼町側からトンネルと抜けると右側に道祖神地蔵が祀られている(現在は新立石トンネルに移されているのでない)が、この地蔵には次のようなヤバい噂があるようだ。

・地蔵の祠(ほこら)の扉が開いていると、帰りに事故に遭う

・地蔵が笑っているように見えたら、トンネルから無事に出られない

 

更に、地蔵以外にも次のような噂があるようだ。

・トンネル内の壁一面に人の顔が見える

・トンネルの出口付近に、首だけの髪の長い女がぶら下がってこっちを見ている

・人面犬が追いかけてくる

・トンネルの真ん中付近に車を止めてエンジンを切ると、霊が現れる

 

地蔵は、現在は新立石トンネルに移されているので、噂を確認する事はできないが、それ以外の事は今でも起こるのかもしれない。

このトンネルは、香川県の心霊スポット危険度ランキング第2位にランクしているようだ。

 

 


【弘法大師伝説】

 

その昔、弘法大師(空海)が四国巡礼をしていた時、筆岡(現在の善通寺市中村町)にある井戸が濁ってしまい、村人はご飯も炊けず、隣村まで水を貰いに行かなければならない有り様だった。

そんなある日、1人のお坊さんがこの村を通りかかった。

それが弘法大師だった。

村人たちから井戸の話を聞いた弘法大師は、「それではわしが何とかして、キレイな水を出してあげよう。」と言い、持っていた杖で地面をトントンと叩きながらお経を読み始めた。

村人たちは「そんな事で水が出るか」と思い、白い目で弘法大師を見ていた。

しかし、不思議な事にしばらくすると、地面から少しづつ水が湧き出てきたという。

そして、みるみるうちに水は増え、澄みきったキレイな水があふれ出てきた。

村人たちは喜びと驚きで大騒ぎし、ふと気付くと弘法大師の姿はどこにも無かったという。

村人たちは「あのお坊さんは、きっとあの有名なお大師さまに違いない。」と言い始め、この井戸を「お大師さんのおつえの井戸」と呼ぶようになった。

この井戸は今でもキレイな水が湧き出ているという。

香川県には、各地にこのような「大師の水」と呼ばれる井戸や湧き水がある。

 

「満濃池の謎の井戸」

満濃池(まんのういけ)は、821年(弘仁12年)に弘法大師が決壊した堤防を改修したと言われており、「空海が拓いた池」や「空海が渇水にあえぐ民のため、地に釈杖をついて湧き出させた水が池となった」という伝説が残されている。

満濃池は、毎年6月中旬になると、田植えシーズンに合わせ「ユル抜き」という水抜きが行われ、「ユル抜き」後は水かさが減るため、普段は水があって行けない所も歩いて行けるようになるが、その歩いて行けるようになった所に少し盛り上がった井戸の跡らしきものがあるようだ。

その井戸は、今はコンクリで固められて水はないが、もしかするとその昔、弘法大師が作った井戸なのかもしれない。

 

 

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